「今から始める終活」講座のお知らせ｜飯田市葬儀・事前相談の終活サロン蓮華
飯田市終活サロン『蓮華』の上級カウンセラー 伊藤佳代子です。
今回は市民公開講座のご案内です。
終活とグリーフケア
皆さんは「グリーフ」や「グリーフケア」という言葉を耳にしたことはありますか？
人は生きていく上で、挫折や失意、孤独、愛する人との別れや死別、さまざまな喪失を体験します。このとき人は、深い悲しみを感じます。このような深い悲しみを「グリーフ」といいます。
そして愛する人の死というものは、計り知れない悲しみと絶望、強いストレスを受けます。
その喪失の悲しみと向き合いながら、のこされた人が一人きりで立ち直り、前に進んでいくというのは非常に難しいことです。
悲しみの感情に寄り添い、その思いを受け止め共感し前に進めるように支援することを「グリーフケア」といいます。
今、終活のもつ「グリーフケア」の側面にも注目されているそうです。
それは、終活のひとつとして「のこされた家族の心を支えるための準備」をすることです。
エンディングノートなどに今までの感謝の言葉や素直なメッセージを残すことは大切な家族に対する「グリーフケア」につながります。
亡くなってからは、愛する人や大切な家族の側で言葉をかけ励ますことはできません。
しかしその悲しみをより深いものにしないよう出来るのは、他の誰でもない旅立っていく本人なのかもしれません。
記憶に残るその人らしい元気な姿やメッセージはいつまでも大切な人を支え励まし、悲しみを癒します。
終活について今までもさまざまな角度からお話してきました。
終活は単に「終い支度（しまいじたく）」ではありません。
ご自身のこれからの人生をより自分らしく元気に生きるために、ご家族が困らないために、そして大切な家族をご自身が亡くなったあとも支えるための終活だと思います。
今回の講座を通じて、終活の大切さとのこされた方が深い悲しみと向き合いながらも、その人らしく生きていける方法を見つけるきっかけになればと思います。
