新盆・お盆「盆提灯」の選び方

 

盆提灯

飯田市終活サロン「蓮華」の上級カウンセラー 伊藤佳代子です。

新盆(初盆)・お盆に飾る提灯の準備はお済みですか?
お盆に飾る提灯には灯りの色も絵柄もさまざまで、地域によっても違っていたり、どんなものを選べばよいか迷いますね。
今回は盆提灯の種類についてお話したいと思います。

「新盆(初盆)提灯・お盆提灯にはどういう意味があるの?」

盆提灯はご先祖様や故人が迷うことなく帰ってくる目印として飾り、“迎え火”と“送り火”の大切な役割をもちます。
故人の冥福を祈り供養すること、ご先祖様に感謝の気持ちを表すために使われ、提灯はそのお供えとして最高のものだとされています。

盆提灯はご先祖様の為ともいえるので、四十九日の忌明け後の初めて迎えるお盆には新盆(初盆)の提灯を飾ります。
盆提灯の種類や形は宗派によってあまり違いはありませんが、地域ならではの風習によって飾るものや数に決まりがある場合もある為、ご不明な点などあれば、終活サロン蓮華もしくはセレモニーホル飯田へお気軽にご相談ください。

「盆提灯の扱い方・種類」


⚫︎大内行灯
大内行灯は「大切な場所におく行灯」という意味があり、お盆の提灯としては広く使われています。足の部分と提灯の上にある雲手と呼ばれる装飾が木で出来ていて、提灯の絵柄が前に向く様にセットし、3本の足は左右と前にくる様に置きましょう。

⚫︎切子灯籠
弊社のある下伊那地域ではこの切子灯籠が伝わっていますが、地域性の強いものでもあります。切子と呼ばれる多面体の火袋と、その下から吹き流しのような長い尾が垂れているのが特徴です。
切子は籠目模様をしていて魔除けの意味をもち、手板の脇にある垂れ流しは、無縁の精霊の魔を除ける力があるとされているそうです。

この切子灯籠を伝って故人が降りてくるとも言われています。
白や銀の切子灯籠は初盆用として飾られる場合もあり、その場合はその年限りで処分することが多いですが、色のついた切子灯籠の場合毎年の迎え火用に使います。

盆提灯

⚫︎住吉提灯
住吉提灯(すみよしちょうちん)は、円筒形の長い吊り提灯のことをいいます。
博多の住吉町で使われはじめ、現在では九州をはじめ茨城県などの北関東で主に使われています。

バブル灯

⚫︎バブル灯
バブル灯は本体内部に明かりが灯りブクブクと水泡が上がる昔ながらの霊前灯です。
お仏壇や盆祭壇にお飾りいただくとより一層華やかにお盆をお迎えいただけます。


盆提灯 盆提灯

⚫︎回転行灯
置くタイプの提灯です。点灯すると火袋に付属する筒が回転し、きれいな絵柄の変化も楽しめます。
落ち着いたデザインも多く、コンパクトなサイズで作られているものも多いので、なかなか置き場所がないなどや、小さめの祭壇やお仏壇にも設置しやすです。

提灯は形もデザインも色々で、地域性もあり迷うところですが、終活サロン蓮華ではデザインも豊富に取り揃えております。
お盆提灯の選び方や置き場所など御不明な点がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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