お盆飾りの持つ意味とは?|飯田市葬儀・事前相談の終活サロン蓮華

飯田市終活サロン『蓮華』の上級カウンセラー 伊藤佳代子です。

梅雨が明けると、夏本番がやってきます。そろそろお盆の準備を始める時期です。
お盆を迎えるにあたり、さまざまなものを用意しお供えします。
「お盆の時よく見かけるけど…」
意外と知らないお盆飾りの意味についてお話しをします。

お盆飾り

盆提灯を飾るのはなぜ?

お盆の提灯には、迎え火・送り火の大切な役割があり、ご先祖様があの世とこの世を往き来する際に、迷わず帰ってこれるよう目印として飾ります。
また故人の冥福を祈り、感謝の気持ちを込めてお盆の供養を表すもので、お供えの中でも特別なものです。

なすときゅうりの意味は?

なすときゅうりに割り箸などをさして、牛や馬に見立てます。これを、なすの牛(精霊牛/しょうりょううし)、きゅうりの馬(精霊馬/しょうりょううま)と呼びます。
故人やご先祖様の霊が、あの世とこの世を行き来する乗り物とされています。
きゅうりの馬は、ご先祖様が一刻も早く帰ってきてもらうための早い乗り物で、
なすの牛は、少しでもゆっくり帰ってもらうための遅い乗り物の意味とされています。
「早く帰ってきてほしい」「ゆっくり戻ってほしい」という願いが込められています。

ほおずきの意味は?

ほおずきは、漢字で「鬼灯」。文字からも、またその見た目からもわかるように、ふっくらした形と炎のようなオレンジ色から自然界の盆提灯として供えられます。
亡くなられた方は体というものがなく、ほうずきや提灯のような、中が空洞になっているものに宿って、お盆を過ごされると考えられています。
また鮮やかな色合いから、農作物の収穫が今より豊かでなかった時代、お供え物の不足を補ったとも言われているそうです。
ご先祖様が迷わないように、少しでも賑やかな盆棚でお迎えしたい、そんな思いが込められているんですね。

 

このように昔からの風習にその意味を知り、ご先祖様や故人を偲び感謝の想いがより一層溢れてきます。

また、ご自身がいざ初盆を迎えることになると、知らないことや不安なことがあるかと思います。
早い時期から準備することで、安心して故人やご先祖様をお迎えすることができます。

飯田市終活サロン蓮華では、盆提灯をはじめ各種盆用品の展示販売しております。
お気軽にご相談・お問い合わせ下さい。お待ちしております。

盆提灯

盆提灯