終活で自分史を書く|飯田市葬儀・事前相談の終活サロン蓮華
飯田市終活サロン『蓮華』の上級カウンセラー 伊藤佳代子です。
終活のひとつに「自分史を書く」というものがあります。
「自分史」とは、これまで自分が歩んできた人生の記録です。
「自分史」と聞くと、何かハードルが高い印象がありますが、終活のツールとして使われるエンディングノートにも、自分の歴史を書くページがあります。生まれた時、子供時代のこと、20代・30代…とその頃の記憶に残っている出来事など、気軽に書くことができます。
自分史を書くメリットって?
まず自分史を書く目的は自分の人生を振り返ることです。
振り返り書き起こすことで、得られるメリットがたくさんあります。
◆生きていた証を残せる
「私の人生は平凡…」と思われる人もいるかもしれません。しかし唯一無二の人生は、のこされた家族にとっても紛れもなく1つの大切な歴史です。家族や子供、孫にあなたの生きた証を残すことができます。
また自分が亡くなったあと、のこされた家族が書き残した自分史を読むことで、故人の想いを知り身近に感じることでき、喪失感や悲しみが和らぐことでしょう。
◆自分自身を知るきっかけになる
自分のことをよく知っているつもりでも、意外に知らないものです。改めて今までの経験を思い出し、挫折や辛い思い出…その時はマイナスにしか思えなかったことも、今の自分に意味があった出来事だと気付くことがあります。これからの人生もリスクを恐れず、前向きに挑戦できるようになります。
◆これから挑戦したいことが見えてくる
これまでの人生を振り返り、自分が好きだったこと得意だったことを改めて思い出すことで、やり残したことや再度チャレンジしたいことが見つかるきっかけになります。新たな生きがいや夢を見つけることは、これからの人生がより豊かなものなるでしょう。
◆過去を思い出すことで認知予防
今までの様々な記憶を呼び起こし、思い出そうとすることで脳の活性化になると言われています。
一つ一つ振り返っていくと、忘れていた家族への感謝の気持ちを再確認することができます。また、後悔の思いも湧き出てくるかもしれません。家族だけでなく、自分の人生に縁のあった人たちに対する感謝も、改めて認識できるでしょう。感謝の気持ちや後悔の思いなど、出来事と一緒に一言二言添えておくのもいいですね。
終活の一つとして自分史を書くことは、過去を振り返るだけでなく、改めて自分と向き合い、新たなスタートのきっかけになるかもしれません。
みなさんも是非挑戦してみてはいかがですか。