デジタルの終活|飯田市葬儀・事前相談の終活サロン蓮華

飯田市終活サロン『蓮華』の上級カウンセラー 伊藤佳代子です。

「デジタル遺品」という言葉をご存知ですか?

デジタルとはパソコンやスマホ、携帯電話のことで、このような機器の中には個人情報などのデータがたくさん入っています。

持ち主が亡くなると、これらはすべて「デジタル遺品」として遺族に残ることになります。

終活を始める人が増えるなか、デジタルについての終活をされている人はまだまだ少ないようです。

このデジタル遺品が急増し、近年さまざまな問題が起こっています。

デジタル遺品

デジタル遺品のトラブル

では、デジタルの終活をしないまま亡くなると、残された家族にどのような負担がかかってしまうのでしょうか。

◆知らない資産が見つかる
近年、インターネット上で取引するネット銀行などを利用する人も増え、オンラインで資産管理も珍しいことではありません。「家族も知らない銀行口座があった」なんてことも。
遺産整理が終わったあとにこのような口座が見つかれば、トラブルの原因になることもあります。

◆有料サービスの料金が引き落とされ続ける
月々の定額料金サービスを利用していた場合、亡くなると退会の手続きをしなければなりません。しかし、遺族がサービスを利用していることを知らなければ、手続きがされないまま毎月の引き落しが継続されてしまうことに。
月々は少額でも、何ヶ月、何年と経てば高額になることも。

◆個人情報が流出
パソコンやスマホには個人の連絡先など、さまざまなデータが残っています。データ消去が不十分なまま処分してしまうと、個人情報やプライベートなデータが流出してしまうことも。

デジタルも生前整理を‼︎

◆必要な情報を書いて残しておく
資産のことや、家族の思い出の記録などの保存先、またそれぞれのID番号やパスワードなど、遺族がわかるようにきちんと整理し、エンディングノートなどに書いておきましょう。

◆見られたくないデータの管理と備え
反対に、見られたくないデータは日頃より厳重管理し「もしも」の時の備えをしておくことが大切です。
どのように処分・削除してほしいかを書いておくと良いでしょう。

携帯電話にスマホやパソコンは、いまや私たちの生活に欠かせないものになっています。
高齢の方でも、たくさんの方が使いこなしている時代です。

しかし便利になる一方で、形のない「デジタル遺品」は見落としがちで、リスクがあることも忘れてはいけませんね。

残された家族やご自身のためにも、デジタル終活はじめませんか?

飯田市終活サロン蓮華では、皆様の終活をお手伝いします。お気軽にご相談ください。