エンディングノートを書くための8つの質問
飯田市終活サロン『蓮華』の上級カウンセラー 伊藤佳代子です。
終活でエンディングノートを書こうと思うけど、書き方がわからない!そんな方のための8つの質問。
今回は終活の中の1つとしてあげられる「エンディングノート」についてお伝えしたいと思います。
エンディングノートは、自分をみつめ直すことはもちろん、家族や友人に向けて伝えたいことを書き記すこともできますし、もしも認知症などで判断力を失ってしまった場合にも、自分の意思を伝える役割も果たしてくれます。
ただし遺言書としての効力はないので、その点は注意が必要です。
エンディングノートには書く内容に決まりはありません。
これから行ってみたい場所を書いたり、写真を貼ったりしても良いと思いますし、自分の好きなこと、これだけは残しておきたいものなど自由に書いたりするのもいいと思います。
でもいざ始めようと思っても、実際何を書いたらいいか分からないという方も多いと思うので、エンシングノートに一般的に書く内容として上げられている項目について、お話したいと思います。
エンディングノートの一般的な内容
一般的には、下記のような内容を基本に書きます。
- プロフィール・家系図
- 自身が病気になってしまった際の延命措置について
- もしも認知症になってしまった場合の希望について
- 財産に関する情報
- 亡くなったときの葬儀への希望
-
相続に対する自分としての考え
これから質問形式でお聞きしていきますので、これは自分に必要だなと思った項目だけでも、一言でもよいので、ぜひ気軽に書いてみてください。
エンディングノート用に手帳やノートを用意するのもよいですね。
エンディングノートを書くための8つの質問
Q1:名前と性別、生年月日は?
まずは自分自身のことを書き留めておきましょう。
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 本籍
- 血液型
- 趣味・特技
- 好きな食べ物・嫌いな食べ物
- 家系図
氏名や生年月日まで書く必要あるの?と思うかもしれませんが、書きやすい部分を書いていくと、意外とその先が書き進めやすくなりますよ。
Q2:持病や現在患っている病気はありますか?
持病だったり、かかりつけ病院また常備薬などの情報が書かれていると親族も助かります。
Q3:介護はどのようにしてほしいですか?
介護が必要になった際、どのように介護をしてほしいか書いておくとよいでしょう。
「子どもには迷惑をかけたくないから老人ホームに入りたい。」
「子どもたちと一緒に暮らしたい。」
など希望を書いておくとよいと思います。
Q4:延命措置について
臓器提供の方針や延命措置の方針など、ご家族が判断を迫られた時に、判断するのが難しいことでもあります。自分の思いとして書き残しておくとよいかと思います。
Q5:葬儀の方法
残された家族は気が動転してしまいますし、短時間の間にやらなければならないことも多くあります。葬儀の方法や費用の負担、遺影写真の有無などを書いておくことをおすすめします。
亡くなった時に誰に連絡してほしいのかも合わせて書いておくと、ご家族も助かると思います。
Q6:相続について
遺産相続はトラブルになりやすいとも言われる項目です。
先にお話ししたようにエンディングノートには、法的効力がないので、具体的な内容は遺言書として書いておく必要があります。
ただ自分の財産リストなどを書いておくと良いと思います。
最近ではネット銀行やネット証券など、郵送による通知のないものもあります。手がかりがないとご家族も気づかない場合もありますので、家族が把握できるようにしておくことはよいかと思います。
ただし暗証番号や通帳・銀行印など全てをまとめておくのは、リスクが伴いますので、エンディングノートにはリストくらいに留めておく方がよいでしょう。
Q7:自分の生い立ちや家族の思い出
幼少期・学生時代の思い出や家族との思い出など、自分なりにまとめて書いてみるのもいいですね。
Q8:ご家族やお友達へのメッセージ
何を書いても良いです。ご家族やお友達へメッセージを書いてみましょう。面と向かってはなかなか言いづらいことも、文字にしてみると意外と伝えやすいかもしれませんね。
まとめ
エンディングノートについてお伝えしましたが、まずは書きたいと思ったことろからでも書いてみると良いと思います。
1度書いたら終わりではなく、何度でも書き直しのきくものなので、自由に楽しんで書いてみていただけると良いと思います。
終活サロン蓮華では、エンディングノートもご用意しております。
一人ではなかなか書き進められないことも多いもの。書き方についても、れんかつのつどいや事前相談等でお伝えしていきます。お気軽にご相談ください。
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