デジタル終活って何?

飯田市終活サロン『蓮華』の上級カウンセラー 伊藤佳代子です。

「デジタル終活」っていったい何?

最近では定着しつつある「終活」ですが、この一般的な終活とは、目的や意義が少し違うのが「デジタル終活」です。

終活は人生の終着点を意識し、より豊かな人生となるよう活動することにあります。心の不安が減ったり、その後の人生を前向きに捉えられるようになったり、何か新たなものに挑戦するきっかけになったりと終活には大きなメリットがあります。

一方「デジタル終活」は先を見据えてというより、常に継続するデジタルへの向き合い方でもあり、”いま”に向き合うための活動でもあります。

「デジタル終活」という言葉からスマホやパソコンなどのデジタルに関わる事だと想像がつくかと思います。

デジタル終活

最近では電子化が進み、銀行に足を運ばなくてもネット上で振り込みをしたり、残高の確認ができたり、現金を持ち歩かずにも決済できる電子マネーなど便利になりましたね。

身の回りのデジタルと聞いて思い浮かべると…

・無通帳型のオンライン銀行

・お財布携帯などの決済サービス

・スマホやパソコン内の写真

・メールやSNSなどの記録

など紙ではなくデジタルデータとして残ることも多くなりました。このデジタル、自分以外のご家族が

「どう使っているか?」

「どこに保管しているか?」

あなたはご存知ですか?

その便利さの裏には、「デジタル遺品問題」がすでに社会問題にもなっています。FX取引や仮想通過の売買では、ご遺族はその取引を知らず、後から損害請求されるケースもあるといわれています。

加入しているサービスに注意

加入しているサービスによっては早急に解約する必要があるものもあります。使用していないサービスの費用が自動的に引き落とされることも考えられます。

・その様なサービスに加入しているのか?

・IDやパスワードは?

電気や水道の解約は比較的簡単に解約手続きが可能ですが、よく困りごととしてあげられるのが光回線の契約。

機器を見てもどのこ会社との契約か不明な場合も多く、解約するのにとても大変だったなどという声も聞いたります。

ご自身の管理も含めて安全に記録しておくとよいでしょう。

個人のものというルール

アカウントは個人だけものものというルールのもと成り立っていることも多く、本人以外の使用はできないことがほとんどです。

そもそも最近のスマホはPCは、パスワードや指紋認証など、セキュリティも強化されており、家族でもパスワードがないとアクセスするこはできないケースがほとんどです。

紙の書類だけではなく、ネット上で完結するサービスも増えてきていますので、貴重なデジタル遺品、スマホに残った思い出の写真やお金も形のないデータですが、家族であってもIDやパスワードがないと簡単に取り出すことはできません。

特に写真は家族にとっても大切なものですよね。

スマホやPCのロック解除には専門家による高額な費用がかかることもあります。

機能が進歩してるが故に、データを取り出すことが簡単ではない時代なので、日頃かた気にかけておきたいですね。

まとめ

デジタル保存してある情報をまとめ、必要な時には誰が見ても分かるようにしておくこと。残された家族のために、デジタルにおける継承にも準備しておくと良いと思います。

 

 

飯田市 終活サロン蓮華では皆様の終活をお手伝いします。
事前相談などお気軽にご相談ください。